ウィリアムモリスの代表的デザインの一つ、と
言っても過言ではない
「ウィローボウ」(柳の枝)は、
1887年に発表した壁紙のデザインです。
別荘のケルムスコット・マナーで次女のメイと
午後の散歩に出かけた時、テムズ川の土手の柳
からデザインを得て作られた柄であると、
メイの書簡に残されているそうです。
* * *
川島織物セルコンの織りの優れた技術で
表現されたウィローボウは、葉の色が巧みに
表現され、自然の中にのびのびと在るさまが
美しく、安らぎと生命の力強さを感じさせます。
川島織物セルコンHP【Morris Design Studio】
◆ウィリアム・モリス(1834~1896)
イギリスの社会思想家・詩人であり、工芸家・デザイナーでもあるウィリアム・モリスは1834年、ロンドンの郊外に生まれました。「美しいと思わないものを家に置いてはならない」と語り、草花や樹木をモチーフとしたファブリックや壁紙を多数発表し「近代デザインの父」といわれています。